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更新日付:2022年11月16日 / ページ番号:C086072
昨年、さいたま市で発生した300件の火災データの内、重要な情報をお伝えします。
ご覧のように「放火」が出火原因1位となっています。
放火を防ぐためには、リンクに記載されている予防策が重要となります。
住宅での火災による死傷者は、火災による死傷者の76.8パーセントも占めていることが分かります。(55人の死傷者の内、住宅火災によるものが42人!)
何故、ここまで極端に住宅火災での死傷者が多いのでしょうか?答えは「早期に気付けないから」です。
全国的に、火災による死者の約半数は「逃げ遅れ」が原因で発生しています。確かに、睡眠中に火災が発生したらすぐには気づけないですよね。
逃げ遅れを防ぐためには、何よりも「早く気付くこと」が重要であり、そのために「住宅用火災警報器」の設置が重要なんです!
出火原因の1位「こんろ」は火から目を離す、2位「たばこ」は不始末といった不注意で火災に至ることがほとんどです。
しかし、起こしたくて火災を起こす人はあまりいません。
では、住宅火災を防ぐために、被害を最小限にするためにできることはなんでしょうか?
今回はハード面を中心にご紹介したいと思います。
1.住宅用火災警報器を設置する。
火災に早く気付くために、住宅の寝室と寝室がある階の階段に住宅用火災警報器の設置が義務付けられています。
市内火災のデータを基に、住宅用火災警報器を設置している住宅と設置していない住宅を比較すると、なんと死者は約4割減、焼損床面積は約8割減という結果となりました。
大事な家族や家を守るため、住宅用火災警報器を設置しましょう!
2.カーテンやカーペットなどに防炎品を使用する。
防炎品とは、カーテンやカーペットなどを燃えにくく加工したもののことを言います。
カーテンやカーペットなどに炎が移り、火災を拡大させてしまうケースが多くあるため、それらに防炎品を使用することで火災の拡大を防ぐことが期待できます。
また、防炎品のエプロンを使用することで、料理中に発生することが多い着衣着火への対策も行うことができます。
「 百聞は一見に如かず」ですので、動画でその性能をご確認ください。
https://youtu.be/k3GbV00hvx0 |
3.そうはいってもソフト面も大事!
ソフト面、つまり、心掛けも火災を防ぐうえで非常に重要となります。
(住宅防火の手引き)では、火災を防ぐ上での重要な心掛けをイラストを交えて紹介しています。
また、以下のリンクでは普段は目にすることがない、火災発生の模様を紹介する動画などを掲載していますのでご参照ください。
~出火原因動画を配信しています~
火を使わないから安全?電子レンジの使い方に注意してください!
住宅でも、それ以外の建物でも、火災から命を守るために重要なこととして避難経路の整理をすることも挙げられます。
避難経路とは主に階段や廊下のことを言い、火災時に避難経路を通行することができずに命を落としたり、避難経路に置かれた物などに放火され命を落とすケースが多発しています。
2001年(平成13年)に発生した新宿歌舞伎町火災では44名の死者が発生しましたが、多くの死者を出した理由として避難経路が整理されていなかったことが挙げられています。
ビルの入居者などは今一度、避難経路の整理をしてください!
火災や大地震が発生した場合、消防隊が到着するまでの間、住民の方々に初期対応をしていただく必要があります。
そのため、消防局では地域防災を支えるため、また、地域防災の担い手を育成するために少年消防団と消防団という組織を構成しています。
団員を募集していますので、ご興味のある方は是非!
少年消防団員募集中!
消防団員を募集しています
さいたま市では防災展示ホールを構えており、火災や地震が発生した際の知識を学んだり、疑似体験ができる施設となっております。
また、防災展示ホール職員による起震車の運行も行っています!
さいたま市防災展示ホール
起震車について
消防局/予防部/予防課
電話番号:048-833-7509 ファックス:048-833-7529
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