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更新日付:2014年3月24日 / ページ番号:C005922

新型インフルエンザに備えるための3つのポイント 1.正確な情報を入手しましょう

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1.正確な情報を入手しましょう

1)新型インフルエンザとはどのようなものですか?

 新型インフルエンザとはヒトが免疫を持たない、新しい種類のインフルエンザです。確実に効果のある治療薬やワクチンはないことから、発生後は短期間に世界に広がり、重い症状をひき起こすことがあるのでは?と心配されています。

2)新型インフルエンザの概要

 新型インフルエンザが発生すると自然災害以上に大きな人的被害がでる可能性があります。また、ウイルス自体が短期間に変異(構造や特徴が変わること)するため、事前のワクチン開発が難しく予防が困難です。
 自然災害との大きな違いは全世界が同時期に流行に巻き込まれるため、国内や国外からの援助が期待できないことが挙げられます。

3)新型インフルエンザの歴史

 20世紀以降、小さな流行を含めてこれまで4回の新型インフルエンザの世界的流行(パンデミック)があったとされています。
 20世紀以降に発生した新型インフルエンザ

4)通常のインフルエンザと新型インフルエンザの違い

項目 通常のインフルエンザ 新型インフルエンザ

概要

 既に流行しているものと類似したインフルエンザウイルスによる流行。多くの人はある程度の免疫を持つため、世界的大流行にはならないことが多い。

 ヒトが感染したことのない新しいインフルエンザウイルスによる流行。免疫を持たないため、重篤でより多くの感染者・発症者・死者が出る可能性がある。

症状

 発熱、頭痛、倦怠感、乾性咳、咽頭痛、鼻水、筋肉痛などの症状が出現。肺炎などの合併症で死亡することがある。

 通常のインフルエンザと同様の症状もあるが、より重症で肺炎、脳炎などの合併症も重いことがある。

合併症

 健康な成人は肺炎、脳炎など合併症はおきにくい  健康な成人も肺炎、脳炎など重い合併症をおこす可能性がある。

社会的

影響

 毎年、人口の5~15%がインフルエンザに感染し、そのうち0.03から0.17%の人が死亡。

 通常のインフルエンザよりも重い症状・死亡率、社会機能の麻痺、経済的損失をおこすことがある。世界中で多数の人が同時に発病するため日常生活も大きな影響を受ける可能性がある。社会に与える影響は学校・事業所の閉鎖から公共交通機関の停止、食品搬送などの基本的なサービスまで及ぶ場合がある。

5)日ごろから習慣づけておきたいこと

 通常の季節性インフルエンザや新型インフルエンザの流行拡大を防ぐためには、日ごろからの一人一人の注意が大切です。

手洗い

  • 外から帰ったとき、病気の人と接触した後には手を洗いましょう。
  • 咳(せき)やくしゃみをした後は石けんと水で手をよく洗いましょう。水が使えないときはアルコールを含んだ手指消毒薬を使いましょう。

ウガイ

  • 外出から帰ったときや、病気の人と接触した後にはウガイをしましょう。水だけのウガイで効果があります。

外出時

  • インフルエンザの流行期に外出するときは、マスクをつけたり、目・鼻・口に触らないようにして、ウイルスが体に侵入しないようにしましょう。

咳(せき)エチケット

  • 咳やくしゃみをするときは鼻や口をティッシュなどで覆い、使ったティッシュはすぐにゴミ箱に捨てましょう。また、自分の目、鼻、口に触らないようにしましょう。
  • 咳が続くときにはマスクを付けて、他の人にうつさないようにしましょう。

休養と栄養

  • インフルエンザ患者さんとの接触を避けましょう。もし、あなたが病気になっている場合には、うつさないように距離をとりましょう。
  • もし、インフルエンザにかかってしまったら、仕事、学校、集会を休み、他の人にうつさないように自宅療養に努めましょう。

6)情報の把握

 新型インフルエンザが発生したときには正確な情報を把握することが重要です。テレビやラジオのニュース、新聞、インターネット、チラシやパンフレットなどから政府や自治体が発表する情報を確認し、最新の正確な情報を入手するようにしましょう。


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電話番号:048-840-2250 ファックス:048-840-2267

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