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更新日付:2023年11月13日 / ページ番号:C098326
大正15年(1926)から始まった真福寺貝塚の発掘調査。90年を経た平成28年(2016)、真福寺貝塚の整備を見据えた発掘調査が始まりました。長い調査の歴史を踏まえながら、最新の考古学調査方法と技術を駆使して、真福寺貝塚の実像解明が進んでいます。
真福寺貝塚実像解明の最前線を紹介します。
ラインナップ |
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平成28年度から30年度の 調査成果をビジュアルに 紹介! |
縄文文化解明のキーワード 「資源利用」。調査担当者 が真福寺貝塚における 様相を解説します。 |
令和元年度~令和3年度 現地見学会資料集 |
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令和元年度発掘調査の エッセンス (令和2年度発掘調査成果 発表会説明資料) |
真福寺貝塚発掘調査の様 子や貝層「はぎとり」の 様子を動画でご覧いただ けます! |
令和4年度の発掘調査は、令和2年度、令和3年度に調査を実施した史跡範囲の西側、泥炭層遺跡のほとりを更に掘り下げて調査を実施しました。
令和3年度の発掘調査は、令和2年度に引き続き、史跡範囲の西側、泥炭層遺跡のほとりで行います。居住域が形成された「高まり」とその内側に入り込んだ「窪地」。そこから泥炭層遺跡に向って傾斜する斜面の調査を行います。
※令和元年度と令和2年度の調査の調査の様子は、国指定史跡真福寺貝塚 調査最前線 2019 - 2020 をご覧ください。
発掘調査期間中に、遺跡の姿を直接ご覧いただくために、現地見学会を開催しています。
令和 3 年度の見学会は、10月23日(土曜日)に開催しました。
深まりゆく秋のひととき、大勢のみなさまに縄文時代に想いを馳せながらお過ごしいただきました。
令和3年の現地見学会
令和3年の現地見学会は、密を避けながら安全・安心にご見学いただく準備を整え、10月23日(土曜日)午前と午後のあわせて2回、開催しました。
前日は土砂降り、開催も危ぶまれましたが、スタッフはずぶぬれになりながら、みなさまをお迎えする準備を行いました。見学会翌日は、そよかぜが心地よい、穏やかな青天。間にはさまれた見学会当日、青天ながらも強風が吹き荒れた一日でした。安全に、楽しく、真福寺貝塚の魅力にふれていただくには、いま一つの天候でした。
それでも、午前・午後合わせて182名の方々にお越しいただきました。受付では、文化財保護課職員手作りのミミズク土偶ぬいぐるみも皆さんをお出迎え。お子さんたちから大好評、「買えないの?」との声もいただきました。
見学ポイントでは、谷に幾重にも堆積した土の層、その傾斜や厚み・深さをご覧いただきました。縄文人たちが繰り返し土や土器を投げ入れ、谷際を埋め続けた時間の累積を、土の層の厚さや埋め立てられた谷の深さから感じとっていただきました。
出土した遺物をご覧いただくコーナーでは、「籃胎漆器(らんたいしっき)」が本邦初公開。小さな破片ばかりですが、縄文人たちが駆使した高い技術や、その背景にある自然資源の利活用の様を間近にごらんいただきました。
みなさまをお迎えするスタッフにとって、うれしく、そして心強かったのは、家族連れでお子さんたちもたくさん来てくださったこと。未来の考古学者?と思わせる、熱心にメモをとる小学生の姿も。調査を運営する調査担当職員はもちろんのこと、解説役を分担した、今年採用された考古学専門職員たちも、お子さんたちにも真福寺貝塚の魅力を伝えようと、わかりやすい言葉、丁寧な説明を工夫していました。
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受付のようす | 手作りぬいぐるみがお出迎え | 出土遺物の見学 |
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貝塚の説明を受ける 未来の考古学者 |
メモをとりながら遺物見学 | お手伝いいただいたみなさん の黙食ランチ |
※当日お配りした見学会資料は、☞令和元年度~令和3年度現地説明会資料集 をご覧ください。
※令和元年度と令和2年の現地見学会の様子は、国指定史跡真福寺貝塚 調査最前線 2019 - 2020 をご覧ください。
最先端の調査と並行して、過去に行われた重要な発掘調査結果を再評価する調査も行っています。
その一環として、昭和15年(1940)に東京大学が実施した発掘調査地点の解明を目指した調査を平成29年度から継続しています。調査の実施にあたって、地域の小学生のみなさんに発掘調査を体験してもらいながら、お手伝いいただいています。
令和2年度は、穏やかな晴天にめぐまれた11月11日(水曜日)の午前、市立柏崎小学校の6年生の皆さんが応援にかけつけてくれました。
たどたどしかったスコップ(イショクゴテ)の使い方も次第に板につき、土器や石器、貝、そして動物の骨などを次々と発見してくれました。最初は貝が出土すると喜んでいたのに、あまりにたくさん貝が出土するので、「貝はもういいよお~」との声も聞こえるほど。
その後、現在発掘調査中の様子を見学したり、自分たちで掘り出した遺物を洗ってみたりしました。泥がついた土器を洗って、文様がはっきり見えるようになると、友達と見せ合ったり、遺物本来の姿に想いをはせたり。
さいたま考古マスターの卵が大活躍してくれた半日でした。
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小学生が解明に挑む昭和15年東大調査地点 | 土のようすをみながら慎重に |
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出土したものを洗ってみると・・・ ※感染症対策もしっかり行って |
縄文土器に貝、動物の骨! |
さいたま考古はかせが出土品などの写真を使った難問・奇問で君に挑戦!
ときおり、真福寺貝塚からも出題されます。
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これなんだ? (令和2年3月18日公開) |
復習編 (4月19日公開) |
宿題答えあわせ (5月1日公開) |
なにしてる? (5月15日公開) |
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〈深掘り文化財その1〉 馬場小室山遺跡にようこそ |
〈深掘り文化財その2〉 時の鐘とその周辺 |
〈深掘り文化財その3〉 バックナンバー 真福寺貝塚調査最前線 2019-2020 |
〈深掘り文化財その4〉 見沼通船堀を知ろう |
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〈深掘り文化財その5〉 岩槻城跡を探る |
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