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更新日付:2021年3月31日 / ページ番号:C080521
奈良時代の貨幣として教科書でも習った「和同開珎」が2枚、与野西遺跡(中央区桜丘)から出土しています。
和同開珎の出土はあまり例がなく、さいたま市では最初です。2枚出土したのも埼玉県で最初の例になります。
和同開珎は、平安時代までに日本で鋳造された12種類の銅銭「皇朝十二銭」の最初のもので、奈良時代が始まる直前の和銅元年(708)に発行されました。
秩父市黒谷から銅(和銅)が産出したことを記念として年号が「和銅」と改元され、「和同開珎」が造られたといわれています。
このたび、保存修理が終了したため、保存修理の工程の写真パネルや市内の氷川神社東遺跡(大宮区高鼻町)出土の皇朝十二銭の11番目、「延喜通宝」(市指定文化財)と合わせて展示します。
日 時
令和3年4月13日(火)~5月9日(日) ※毎週月曜日と5/6(木)は休館日
午前9時~午後4時30分
会 場
与野郷土資料館第二展示室
(さいたま市中央区本町東3-5-23、電話:048-714-5471、FAX:048-714-5472)
【修復前の状態】
保存修理前の和同開珎 左とは別の和同開珎(X線撮影)
※いずれも与野西遺跡出土
【修復後の状態】
上のX線撮影をした和同開珎がこんなに良好な状態になりました
その他
4月24日(土)に、ミニ展示に関連したお気楽講座「「日本の貨幣の歴史」と「造幣局の誕生」」
(講師:元造幣局本局(大阪)博物館長)が開催されます。
問合せや申し込みは与野郷土資料館へ。4月4日(日)申込受付開始です。
チラシはこちらから(公募した当館の市民ボランティアの方の力作です)
なお、奈良文化財研究所の「和同開珎出土データベース」で全国で出土した和同開珎の検索などができます(新しいウィンドウで開きます)。
また、関東地方出土の和同開珎リストはこちらでご覧になれます。
教育委員会事務局/生涯学習部/博物館
電話番号:048-644-2322 ファックス:048-644-2313
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