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更新日付:2023年11月21日 / ページ番号:C061462
仕事、結婚、妊娠、出産……自分自身の人生、どんな選択をいつするかはひとりひとり違います。
知らなかったことで後悔することのないよう、正しい知識を身につけることが大切です。
「不妊症」や「不育症」のことを知って、自分自身や身近な人の健康について思いやりましょう。
妊娠を望む健康な男女が一定期間(一般的には概ね1年)妊娠しない状態を「不妊」といいます。
2021年の出生動向基本調査では約4.4組に1組の夫婦が不妊治療や不妊の検査を経験しているという結果でした。
※2021年出生動向基本調査(厚生労働省)外部リンク
男性 |
女性 |
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加齢による精子の機能低下 |
加齢による卵子の質の低下 |
精子をつくる働きに障害がある |
ホルモンバランスの乱れから排卵しない |
精管が狭い、ふさがっている |
卵管が狭い、ふさがっている |
勃起や射精といった機能に障害がある |
子宮内の粘液が精子の動きを妨げる |
女性が妊娠する力は20代半ばが高く、女性のみならず男性も、年齢が上がるにしたがって妊娠に至るまでの力が低下します。
女性は、自分自身がお母さんのおなかにいる時に、一生分の卵子がつくられます。
卵子は年齢が上がるにつれ数が減少し、質も低下します。
男性の精子も年齢が上がるにつれ、数が減少する、運動率が低下する、遺伝子異常が出てくるなどの症状がみられ、妊娠に至るまでの力が弱くなります。詳しくは、「不妊症について」(日本産科婦人科学会ホームページ)、「「赤ちゃんがほしい。でも、できない・・・」というあなたへ」(埼玉県ホームページ)をご覧ください。
「不育症」とは、妊娠はするけれども、2回以上の流産、死産、あるいは早期新生児死亡(生後一週間以内の赤ちゃんの死亡)を繰り返す状態をいいます。
不育症の半数以上は原因がわからない流産ですが、判明する原因としては、以下のようなものがあります。
・子宮の形が通常と異なる
・甲状腺機能の亢進、低下
・男女どちらかの染色体の異常
・血液を固めて血を止める働きの異常
検査の結果、内科疾患やホルモン異常が見つかった場合にはその治療を行います。
凝固因子異常や抗リン脂質抗体症候群では、抗血栓療法(アスピリン内服やヘパリン注射)を行う場合もあります。リスク因子不明不育症に対しては、積極的な治療をしない経過観察で比較的良好な結果が得られています。
治療した症例、経過観察の症例を含めて、不育症外来を受診した方の中では約80%以上が出産に至ると報告されています。
治療開始前のご不安、治療中のお悩みなど、抱え込まずお気軽にご相談ください。
詳しくは「不妊・不育の電話相談、カウンセラーによる専門相談」をご覧ください。
詳しくは「さいたま市早期不妊検査費助成事業(こうのとり推進事業)・不育症検査費助成事業」をご覧ください。
保健衛生局/保健所/地域保健支援課 母子保健係
電話番号:048-840-2218 ファックス:048-840-2229
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